【アシックス マジックスピード4】徹底レビュー

レビュー

外反母趾、内反小趾、扁平足 の3大癖あり足の私が、実際に履いたランニングシューズをレビューします。

今回は、アシックス「マジックスピード4」です。

マジックスピードシリーズの第4弾!

初めてカーボンプレート入りシューズにおすすめと銘打たれたシューズだけに、レース用にも練習用にも、非常に使い勝手の良いシューズです。

基本情報

発売日

 2024年8月

ミッドソール

FF BLAST PLUS

FF Turbo

カーボンプレート入り

サイズ展開

メンズ:24.5〜32(29以降は1cm刻み)

レディース:22.5〜26.5

メンズは幅がSTANDARDとWIDEがありますが、レディースはSTANDARDしかないようです。

ヒールの厚み

メンズ:35.5〜43.5mm

レディース:34.5〜42.5mm

ドロップ率(かかと部分とつま先部分の高低差)

8mm

価格

定価18700円(税込)

カーボンプレート入りシューズで2万円を切るのはコスパ最強です

シューズの特徴

ミッドソールの素材

「FFBLAST plus」というクッション性と反発性を兼ね揃えた素材が使用されています。また、アシックスの最上位モデルであるメタスピードシリーズに採用されていた「FF TURBO」が前足部の内部に採用されていて、より反発性が高いシューズになっています。

カーボンプレート

フルレングスのカーボンプレートが採用されています。

マジックスピードは、初代は前足部のみにカーボンプレートが入っていましたが、2代目からはフルレングスになりました。

重さ

アシックス公式サイトによると、メンズ27.0で245g、レディース25..0で210gとなっています。少しだけ走ってしまいましたが、私のマジックスピード4は27.5のワイドサイズのもので246gでした。

アッパーの素材

「エンジニアードメッシュアッパー」という素材が使用されています。マジックスピード3は「モーションラップアッパー」という素材でした。

前作のアッパーの方が軽量化が図れるようですが、今回採用されたエンジニアードメッシュアッパーの方が耐久性や伸縮性に優れています。

アウトソールの素材

「アシックスグリップ」が採用されています。アシックスグリップは、高いグリップ力が特徴で、濡れた路面でも優れた性能を発揮します。前作と同じ素材ですが、形状が若干変わっています。

はきごこち

ここからは外反母趾、内反小趾、扁平足 の3大癖あり足の私が、実際に履いてみての個人的な意見を述べていきます。

特徴

あらゆるメーカーのシューズの中で、カーボンプレート入りシューズとしてワイドサイズが展開されている数少ないランニングシューズです。

足の幅が広い方は選べるレース用シューズが少なくなります。そういう中で、マジックスピードシリーズは非常に貴重なシューズです。

アシックスに感謝!

サイズ感

特に大きめでもなく、小さめでもなくという感じです。

私はいつも27.5のワイドサイズを履きますが、シューズによっては28のワイドサイズを選ぶこともあります。

今回は27.5のワイドサイズでちょうどでした。

クッション性・硬さ・反発性

ミッドソールの厚みが増したことにより、履いた段階で高いクッション性を感じます。

軽くジョグをすると、若干柔らかく沈み込む感じもありましたが、スピードを上げると沈み込みは感じなくなり、程よい反発を感じます。

カーボンプレートの反発力だけでなく、ミッドソール自体の反発力が強い感じがします。

疲れやすさ

カーボンプレート入りシューズはふくらはぎが疲れやすいと言いますが、マジックスピード4もふくらはぎが疲れやすい感じはあります。

私は接地がミッドフットなのですが、フォアフットの方だとよりふくらはぎに負担がかかるかと思います。

かかとから接地するヒールストライクの方はそこまでふくらはぎの疲れを感じにくいかもしれませんが、逆にカーボンプレートの恩恵も受けにくくなってしまいますね。

一方、先日マジックスピード4でハーフマラソンを走った際は、今までよりも足が長持ちし、最後まで走り切ることができました。トータルで考えるとそこまで疲れやすいシューズではないかなと感じます。

スピードの出しやすさ

マジックスピード2や3と比べて反発力が強いので、スピードは出しやすいと感じました。また、シューズ自体はマジックスピード3より若干重くなっているようですが、レース中にシューズが重たく感じることはありませんでした。

安定性

接地がぐらついたり、バランスがとりにくかったりということはありませんでした。「安定性に欠ける」という口コミも目にしたことはありますが、私はこのシューズを履いていてそう感じることはなかったです。

総括(感想)

マジックスピード4は、

・メタスピードシリーズをレースシューズとする方のポイント練習用

・足幅が広い方のレース用

サブ3.5〜サブ3 を目指す方向けの中上級者向けのシューズ

という感想です。

そもそもカーボンプレート入りシューズは、しっかりと足が鍛えられている方でなければ履きこなせません。

サブ4(キロ5’40)くらいの方だと、カーボンプレートの反発力を推進力にすることができません。おそらく、反発力が上方向に逃げてしまい、逆にスピードが落ちてしまう可能性があります。

スピードが出て、かつミッドフットかフォアフットでの接地でなければ、カーボンプレートの良さを生かすことができないでしょう。

サブ4を目指す方までは、カーボンプレートが入っていないクッション性重視のシューズの方が後半失速せずに走れると思います。

ジョグ用シューズとしても使えなくは無いですが、オーバースペックかなと思います。

また、マジックスピード4を履いて長い距離を走ったり、テンポ走を行ったりすると、足にマメや水ぶくれができやすい感じがします。

これはシューズのせいなのか、まだ足に馴染んでいないからなのかわかりません。

またしばらくシューズを履いてみて、追記したいと思います。

評価:とても良い

履く人のレベルにもよりますが、総じて3大癖あり足ランナーのレース用シューズとして非常におすすめです。

というより、3大癖あり足ランナーがカーボンプレートシューズ入りのレース用シューズを選ぶとしたら、マジックスピード一択になるのでは?と感じます。

過去のマジックスピードシリーズは耐久性も申し分ありませんでしたので、マジックスピード4にも期待しています。

そしてマジックスピードシリーズはカーボンプレート入りのシューズにもかかわらず2万円を切るコスパの良さも見逃せません。今後も2万円を切る高コスパの高機能シューズシリーズであり続けてくれることに期待したいですね。

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