「外反母趾」という症状名は、今でこそよく耳にしますが、実は1990年度にはあまり知られていなかったようです。日本で外反母趾という名前が有名になってきたのは、この足の障害が最近になって急激に増えてきたからだと言われています。
厚生労働省の資料からも、実際に外反母趾の患者が増えていることが分かります。
出典:厚生労働省
しかし、実際は昔から今と同じくらい外反母趾の患者はいたのですが、それが足の障害だと認知されていなかったという説もあるそうです。
外反母趾の患者の多くは女性ですが、実は男性にも外反母趾の方はいるはず。
ハイヒールやパンプスを履かなければならない女性に比べて、男性の方が足のトラブルをごまかしやすいのかもしれません。
事実、私も外反母趾の症状は出ていますが、病院には行っていませんし、足に合うシューズを履くことで対処できてしまっています。
自分は外反母趾かな?
でも病院に行くほどでもないな・・・
と思って何も対処されていない方は、今後症状が重くなってしまう可能性もあります。
今回は外反母趾の症状や原因、セルフチェックの仕方について紹介します!
外反母趾の症状
外反母趾は、足の親指が小指側に曲がる変形を言います。この症状が出ている場合、外反母趾であると考えられます。痛みが出ないこともありますが、進行度によって以下のような症状が出ることがあります。

親指の変形
・親指が小指の方に「くの字」に曲がる。
・親指の付け根が内側に出っ張る。
痛み
・親指の付け根(中足趾節関節)に痛みが生じる。
・靴を履いた時や歩行時に痛みが強くなることが多い
・痛みは靴の圧迫によって悪化することがある。
腫れと赤み
・親指の付け根が腫れ、赤くなることがある。
・炎症が生じると、皮膚が刺激を受けて水疱ができることもある。
足の疲労感
・足が疲れやすく、長時間の歩行が困難になる
・足のアーチが崩れることで、全体的な疲労感が増す。
他の指への悪影響
・親指が人差し指の下にもぐりこむことがあり、これにより他の指にも痛みが生じる。
・人差し指や中指の付け根にも痛みが出ることがある。
歩行障害
・外反母趾が進行すると、歩行時に不安定感が増し、バランスを崩しやすくなる。
・靴を履かなくても痛みが続くことがあり、日常生活に支障をきたすことがある。
外反母趾 12のチェックポイント
実際に外反母趾であるかどうかについては、医師の診断が必要ですが、日本靴医学会より、以下のような外反母趾チェックリストが示されています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
- 親指が小指の方に曲がっている
- 親指の付け根が内側に出っ張っている
- 親指の付け根が痛い
- 親指の付け根が腫れて赤くなっている
- 親指の付け根が靴に当たって痛い
- 親指が人差し指の下に潜り込んでいる(重なっている)
- 人差し指、中指、薬指が小指の方に曲がっている
- 親指の付け根の関節の下が痛い
- 人差し指の付け根の関節の下が痛い
- 足が平べったくなり、先の方が広がっている
- 扁平足になっている
- かかとが外側に傾いている
このリストに該当する項目が2つ以上ある場合、外反母趾である可能性が高いです。
私は5つ該当しているので、外反母趾である確率は非常に高そうです。(1, 2, 4, 10, 11 に該当します)
今のところ痛みが出ていないだけですからね。
「親指が人差し指の下にもぐりこんでいる(重なっている)」というチェック項目がありますが、私の場合、親指が人差し指の上に重なるんですよね。これはどうなんだろうか?
外反母趾の原因
外反母趾はいくつかの要因が複合的に作用することで発症します。
以下は主な外反母趾の要因です。
靴の選択
外反母趾は女性に多く見られます。ハイヒールやつま先が狭い靴を履くことで、親指が圧迫され、変形が進行します。これにより、親指の付け根に負担がかかり、外反母趾を引き起こすことがあります。
私は小学生の頃、足が大きくなっている時期に、しばらく足に合わない小さな靴を履いていたことがあります。おそらくこれが原因で外反母趾の症状が出てしまいました。
足の形状・遺伝的要因
足の形には「エジプト型」「ギリシャ型」「スクエア型」の3種類があります。日本人の約70%がエジプト型、25%がギリシャ型、5%がスクエア型と言われています。

エジプト型は親指が長いため、親指の付け根に力がかかりやすく外反母趾になりやすいです。
筋力の低下
足の甲の筋力が弱くなると、足が全体的に横に広がる「開帳足」という状態になります。これは筋力不足によって、足のアーチ(足には縦と横の2つのアーチがあります)が崩れてしまった状態です。
すると、「母趾内転筋」という、親指を内側に引っ張る筋肉に親指が負けてしまい、内側に曲がってしまいます。これにより、外反母趾になってしまいます。
不適切な歩行習慣
足指を使わない歩き方や、足のアーチを意識しない歩行は、外反母趾を助長することがあります。特に足の指を使わないことで筋力が低下し、変形が進行します。
外反母趾の診断基準
外反母趾の診断基準は、主に親指の角度を測定することによって行われます。
正確に行うためには、レントゲン画像を使い、指の曲がり角度を測るのですが、もっと手軽に自分で測る方法があります。
この画像のように、親指が小指側に倒れこんでいる角度を測ります。

このときの親指の角度について
15°未満 :正常
15°~20°:軽度の外反母趾
20°~40°:中等度の外反母趾
40°以上. :重度の外反母趾
と診断されます。

ただし、一般的に、指の曲がり角度を測った場合、レントゲン画像よりも角度が大きくなります。
親指の角度の測り方
紙に1本の線を引き、そこに足の内側を合わせる
画像では見えにくくなってしまいましたが、親指の付け根とかかとの内側を線に合わせます。線の反対側に足が出ないように合わせる感じです。

親指に定規を合わせ、ラインを引きます。

2本のラインがつくる角度を分度器で測ります。
左右両方やってみましょう

私の足はこんな感じです。

分度器で角度を測ってみると、

右足が大体25°

左足が大体24° というところでしょうか

どちらも中等度の外反母趾である可能性が高そうですね。
自分の足が外反母趾かな?と感じている方は、ぜひ試してみてください!
まとめ
今回のブログでは、外反母趾の症状や原因、外反母趾かどうかのセルフチェックについてまとめました。
まずは自分の足の状態を知り、その上で改善方法を検討していきたいですね!
外反母趾の改善方法についてはこちらの記事もぜひ参考にしてください。
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