シューズの紐を通す際、最後に普通は使われない謎の穴が出現しますね。

この穴は一体なんのために存在しているのか?
ここまでひもを通した方が良いのか?
こんな疑問を持ったことがある人も少なくないはず。
今回はこの穴の秘密と活用法を徹底解説します!
シューズの紐にまでこだわる、まちすけです。運動ゼロから35歳で初フルマラソンを完走し、今では月300〜400km走る市民ランナーです。
この記事では、シューズの「謎の穴」を活用する結び方「ヒールロック」を、写真つきで解説します。
結び方自体は、覚えてしまえば1分もかかりません。それでいて、かかとのフィット感は驚くほど変わります。
「なんとなくシューズが合わない」「かかとが浮く気がする」という悩みが、シューズを買い替えずに解決するかもしれない小ワザです。
ヒールロックとは
ヒールロックとは、ランニングシューズやトレイルシューズなどにおいて、かかとの安定性を高めるための紐の結び方や構造のことを指します。
この技術は特にかかとが脱げやすい人や、シューズのフィット感を向上させたい人にとって役立ちます。外反母趾で悩んでいる方にも、かかとの安定性を向上させることで痛みを防ぐ役割が期待できます。
私自身、シューズを24足以上履いてきた中で、「性能は良いのに、なぜかかかとだけしっくりこない」というシューズに何度か出会いました。
そんなとき、買い替える前にまず試すのがこのヒールロックです。紐の通し方ひとつで、印象がガラッと変わることがあります。
ヒールロックの歴史
ヒールロックの穴を最初に導入したシューズメーカーは、アシックス(ASICS)です。
アシックスは、ランニングシューズにおいてかかとの安定性を高めるためのヒールロック機能を取り入れたことで知られています。
ヒールロックは、シューズの上部にある追加の穴(謎穴)を利用して靴ひもを通すことで、かかとをしっかりと固定する方法です。
この技術は、特に長距離ランニングやトレイルランニングにおいて、安定した走行をサポートするために広く使用されています。アシックスはこの機能を早期に取り入れ、他のメーカーにも影響を与えました。(今回写真で用いているシューズはミズノです)
今では、お手持ちのシューズを見ていただくと分かる通り、ほとんどのメーカーのランニングシューズにこの穴が付いています。それだけ広く認められた機能なのに、使い方はあまり知られていない。もったいない話です。
ヒールロックのメリット
✅ かかとの浮きを防ぐ
かかと部分をしっかりと固定することで、足がシューズの中で動くのを防ぎます。これにより、ランニング中の安定性が向上し、怪我のリスクを減少させることができます。
✅ シューズ擦れの予防
かかとの摩擦が減ることで、シューズ擦れしにくくなります。新しいシューズを履くときにも効果的!
✅ 足の安定感が向上
ランニングや登山などの激しい動きでも、足がしっかり固定され、踏ん張りやすくなります。かかとが脱げにくくなり、ランニング中の不快感を軽減することができます。
✅ シューズの寿命を延ばす
余計な摩擦が減るため、シューズの劣化を抑えることができます。お気に入りのシューズを長持ちさせたい人にも◎
メリットはあれど、デメリットはほとんど見当たりません!
ぜひ1度試してみてください!
特に実感しやすいのは、下り坂と新しいシューズです。下りでは足が前に滑ってつま先が詰まりがちですが、かかとが固定されると足が前にずれにくくなります。まだ足に馴染んでいない新品のシューズで、かかと擦れを予防できるのも嬉しいポイントです。
ヒールロックの結び方
手順
まずは通常通りシューズの紐を通していく
写真のように、最後の謎穴だけを残し、通常通りシューズの紐を通してください。

紐が穴の下から上に抜けるように通していきましょう。
最後の穴(謎穴)にひもを通してループを作る
穴の下から上に抜けている状態から、最後の謎穴へ上から下に紐を通します。

この写真のように、紐でループを作ってください。
反対側も同様に行います

ループにひもを通す
ループを2つ作ると、下の写真のようになりますね。

そして、2本の紐の先を、反対側のループに通します。


紐をぎゅっと引っ張り、かかと部分のホールド感を調整します。

ループの部分が大きくなりすぎないように調整しましょう。

最後に蝶結び
あとはいつも通り蝶結びをします。

これで完成!
ポイント
✅ 締めすぎない
✅ 長めのひもを用意する
✅ ループの部分が大きくなりすぎないようにする
締めすぎると足が圧迫されるので、適度な力加減を意識しましょう。また、ひもが長すぎる場合は、結び目を二重にするとほどけにくくなります。
通常の結び方よりもひもの長さが必要になりますので、ひもが短すぎる場合は長めのひもと交換すると結びやすくなります。
ループの部分が大きくなりすぎると紐の長さが足りなくなりがちです。ループの部分が大きくなりすぎないように調整しましょう。
最初の1回は、写真と見比べながらゆっくりやってみてください。2回目からは何も見ずにできるはずです。それくらい単純な仕組みですが、履いて歩いた瞬間に「かかとが吸い付く」感覚の違いに気づくと思います。
ヒールロックが効果的なシーン
「どんな場面で使うと効果的?」と思った方へ、ヒールロックが特に役立つシーンを紹介します!
ランニング・マラソン
→ 走っているとシューズの中で足が動いてしまう人におすすめ!
ウォーキング・普段履き
→ シューズ擦れが気になる人や、かかとが浮きやすい人におすすめ!
登山・ハイキング
→ 長時間歩くときや、下り坂で足が前に滑りやすいときに効果抜群!
スポーツ全般(バスケ・サッカーなど)
→ 急な方向転換やストップ&ゴーが多いスポーツで安定感アップ!
ヒールロックを行う際の注意点
締めすぎに注意!
足が締め付けられすぎると、血流が悪くなり痛みの原因に。自分に合ったフィット感に調整しましょう。
ひもが短くなる場合がある
通常の結び方よりも紐を多く使うため、紐が短くなりすぎることがあります。
紐が足りない場合は長めの紐と交換した方が良いですね。
すべてのシューズに合うわけではない
足の形やシューズのデザインによっては、逆に違和感を感じることもあります。一度試してみて、自分に合うかどうか確かめましょう。
また、レースなど大事な日にいきなり試すのは避けて、まずは普段の練習で数回走ってみてください。フィット感の変化に足が慣れてから本番に投入する。シューズ関係の変更は、何であれこの順番が鉄則です。
まとめ
シューズの謎穴の正体はヒールロックのための穴でした。ほとんどの人が見たことのある謎穴ですが、その役割を知っている人はごくわずかだったのでは?
ヒールロックは、かかとのフィット感を高め、シューズ擦れ防止や安定感向上に効果的です。ランニングだけでなく、登山やその他のスポーツなど、さまざまな場面で役立ちます!
結び方は簡単!最後の穴を活用するだけ!
「最近、シューズが合わない…」と感じている方は、ぜひヒールロックを試してみてください!あなたのランニングのお悩みが解決されるかもしれません。
お金は1円もかからず、必要なのは1分の手間だけ。シューズの買い替えを考える前に、まずは今日の練習から、この「謎穴」を使ってみてください。
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