【激坂より前半】田沢湖マラソンのコースと攻略|走って分かった注意点

激坂より前半 田沢湖マラソンのコースと攻略 走って分かった注意点 のアイキャッチ 大会レビュー

田沢湖マラソンのコースって、実際どうなの?

高低図の35km過ぎにある激坂、あれを越えられるの?

出場を決めて高低図を開いた人は、たぶんみんな同じところで目が止まりますよね。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-marathon.com/track/

37km手前で、いきなり標高が跳ね上がっている「田子ノ木(たごのき)」の坂です。

私もレース前は、あの坂のことばかり気にしていました。

ところが実際に走ってみると、田沢湖マラソンで本当に脚を削られたのは、激坂ではなかったんです。

こんにちは。まちすけです。運動ゼロから34歳で走り始めて8年。

フルマラソンの自己ベストは3時間2分14秒で、今シーズンはサブ3を狙っています。

2026年9月20日の田沢湖マラソンには、11月のつくばマラソンに向けた「42kmの距離走」として出場しました。

結果は3時間18分40秒でした。

今回は帽子にカメラを付けて、レースのほぼ全区間を動画で撮影しています。

この記事では、その動画から切り出した写真と、Apple Watchの1kmごとのラップを使って、田沢湖マラソンのコースを区間ごとに解説していきます。

スタート直後の下り、前半の市街地のなだらかなアップダウン、中間点後の上り、田沢湖の湖畔、晴れ間に見えた田沢湖ブルー、そして田子ノ木の上りと下り。

私が失敗したところ、抑えておいて正解だったところも、そのまま書いていきます。

読み終える頃には、「どこで抑えて、どこで我慢すればいいのか」が区間ごとにイメージできているはずです。

来年以降に田沢湖を走る方の参考になれば幸いです。

アクセスや宿、会場の様子、ゴール後の過ごし方は、大会レビュー編にまとめています。あわせてどうぞ。

  1. 結論|攻略の肝は前半の市街地コース
  2. 田沢湖マラソンのコース全体像
    1. 1kmごとのラップと心拍
  3. 区間1|スタート〜7kmは下って上る
    1. ①スタート直後は一気に下る
    2. ②5kmまではゆるやかな上り
    3. ③最初の給水は5km過ぎ
    4. ④給水後のきつい上り
    5. ⑤7.6kmから片側通行に
  4. 区間2|7〜12kmは山居橋への下り
    1. ①気持ちいい下りの落とし穴
    2. ②10kmの給水
  5. 区間3|田沢湖駅前と住宅地は応援が力に
    1. ①田沢湖駅前はオーバーペース注意
    2. ②田沢湖線を越える橋
    3. ③住宅地はカーブとアップダウンの連続
    4. ④15km・20kmの給水
  6. 区間4|中間点後の上りはコース2番目の難所
    1. ①覚悟して走った1km弱の上り
    2. ②スタート地点に戻ったときの脚
  7. 区間5|湖畔の周回は平坦ではない
    1. ①田沢湖が見えた
    2. ②平らに見えて、平らな道がない
    3. ③何もないけれど、対向車から声援
    4. ④25〜30kmで脚が重くなる
    5. ⑤あと10kmで晴れてくる
  8. 区間6|田沢湖ブルーと田子ノ木の激坂
    1. ①35kmで見えた田沢湖ブルー
    2. ②田子ノ木の上りは「36km」表示まで我慢
    3. ③本当にきついのは下り
    4. ④激坂のあとのラスト5kmが本番
    5. ⑤最後の直線は湖を見ながら
  9. 給水は実質2.5kmごと
    1. 補給ジェルは3回だと多かった
  10. 片側通行と車に注意
    1. ①運営の車が前に入ってくる
    2. ②27km付近で車線をふさぐバス
  11. コースの距離は少し長い?
  12. 田沢湖マラソン攻略のコツ
    1. ①前半20kmは抑えて走る
    2. ②2つの上りはペースを捨ててピッチを守る
    3. ③下りで脚を守る
    4. ④ラスト5kmに脚を残す
    5. ⑤練習レースとしては最高のコース
  13. まとめ|田沢湖は前半を制する

結論|攻略の肝は前半の市街地コース

まずはこのコースの攻略ポイントから紹介します。

田沢湖マラソンは、激坂よりも前半の市街地コースで勝負が決まるコースです。

  • 田子ノ木の激坂はきついけれど、単発で終わる
  • 中間点後の上りも、覚悟していれば我慢できる
  • 本当に怖いのは、前半20kmの「なだらかな」アップダウン
  • 湖畔の周回コースは、平坦に見えて平坦ではない
  • 激坂のあとのラスト5kmも、最後までアップダウンが続く

なだらかだからこそ、ついペースを維持できてしまうんですよね。

その結果、スタート地点に戻ってきた22kmの時点で、思っていた以上に脚に疲労が溜まっていました。

この辺りの詳細は、区間ごとに写真とラップを見ながら書いていきます。

晴れて青く光る田沢湖とゴール手前の湖畔の道
ゴール手前。すっかり晴れた田沢湖

ちなみにレース当日は、雨でスタートして途中で止み、30kmあたりから晴れました。

気温は20℃くらいで、風はほぼなし。

ゴール後にはかなり日差しが強くなり、会場のアナウンスでは30.6℃まで上がっていたそうです。

ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

高低図を見た感じだと、やっぱり35km過ぎの激坂が気になるよね。そこがポイントではなかったの?

まちすけ
まちすけ

走る前は俺もそう思っていたんだけどね。実際完走して感じたコースの最重要ポイントは、前半20kmだったよ。どんなコースだったのか、詳しく説明していくね。

田沢湖マラソンのコース全体像

まずはコースの全体像です。

前半は湖から離れて、田園地帯や田沢湖駅周辺の市街地をぐるっと回ります。

中間点を過ぎてスタート地点に戻ったら、後半は田沢湖の湖畔を走り、ゴールの「おまつり広場」を目指します。

日本陸連の公認コースで、制限時間は6時間。

22km地点(3時間)と32km地点(4時間30分)に関門があります。

大会公式の高低図は、大会公式サイトで見られます。この記事では、私の体感で6つの区間に分けてみました。

区間だいたいの距離どんな道か私の5kmごとの平均
1スタート〜7km一気に下ってから、ゆるやかな上り→きつめの上り4分29秒(0〜5km)
27〜12km山居橋へ向かって長い下り4分29秒(5〜10km)
312〜20km田沢湖駅前と住宅地。カーブとアップダウンの連続4分34秒(10〜20km)
420〜22km中間点後、スタート地点へ戻る上り4分39秒(20〜25km)
522〜35km湖畔の周回。小さなアップダウンが続く4分43〜49秒(25〜35km)
635km〜ゴール田沢湖ブルー→田子ノ木の激坂→ラスト5kmのアップダウン4分55秒(35〜40km)

※5kmごとの平均はApple Watchの距離で計算しています。

後半ほど時計の距離が実際より長く出ているので、実際のペースはもう少し遅い可能性もあります(詳しくは後半で)。

大会公式の高低図によると、スタート地点の標高は260mほど。

そこから一気に230m前後まで下ったあと、7km付近で280m近くまで上ります。

そこから11km付近の山居橋手前(約206m)まで下り、中間点を過ぎてまた260mほどのスタート地点へ上り返す。

前半だけで、これだけ上り下りがあるんです。

後半の湖畔は250m前後でほぼ平らに見えますが、図をよく見ると小さなギザギザがたくさんあります。

そして37km手前の田子ノ木が、コースの最高地点(約298m)です。

Apple Watchによると、上昇した高度は333mとのこと。

当然、下降した高度も333mということになります。

Apple Watchの記録。3時間18分37秒、42.64km、平均ペース4分39秒、平均心拍164

1kmごとのラップと心拍

私のApple Watchの記録です。

スタートからキロ4分30秒を目安に入り、後半は4分45〜50秒まで落ちるのを受け入れて走りました。

1〜11km12〜22km23〜33km34km〜ゴール
1km 4’15″(170)12km 4’30″(161)23km 4’35″(165)34km 4’52″(162)
2km 4’23″(178)13km 4’35″(166)24km 4’36″(159)35km 4’53″(160)
3km 4’31″(176)14km 4’36″(167)25km 4’38″(161)36km 4’53″(159)
4km 4’34″(170)15km 4’37″(166)26km 4’39″(161)37km 5’31″(159)
5km 4’44″(172)16km 4’33″(174)27km 4’41″(161)38km 4’36″(170)
6km 4’36″(171)17km 4’27″(169)28km 4’45″(160)39km 4’53″(161)
7km 4’25″(160)18km 4’35″(165)29km 4’46″(160)40km 4’44″(164)
8km 4’33″(162)19km 4’37″(166)30km 4’43″(158)41km 4’53″(164)
9km 4’21″(161)20km 4’36″(164)31km 4’47″(159)42km 4’46″(162)
10km 4’30″(160)21km 4’37″(164)32km 4’51″(158)43km(0.64km) 4’34″(173)
11km 4’30″(160)22km 4’51″(162)33km 4’44″(164)

※表の見方:「km数 ペース(心拍数)」。距離はApple Watchの計測です。

ワークアウトの合計は、距離42.64km、平均ペース4分39秒、平均心拍164、平均ケイデンス186、上昇した高度333mでした。

田子ノ木の上りを含む37km目だけがキロ5分を超えていて、それ以外はすべてキロ5分を切っています。

「キロ5分より遅くはしない」と決めて走っていたので、そこだけは守れたかなと思います。

このラップを、区間ごとに写真と一緒に見ていきます。

区間1|スタート〜7kmは下って上る

雨の中、スタートしたばかりのランナーの集団
スタート直後。雨の中、ポンチョやビニールを着たまま走る人も

8時30分、雨の中でスタート。

スタート直後は、周りにまだポンチョやビニールを着たままのランナーがたくさんいました。

私も100均で購入したレインコートを着用してスタート。でも、気温が20℃ありましたから、実際レインコート無しで雨ざらしでも問題なかったと思います。

参加者が多すぎないので、スタート後に混雑して走れない、ということはほとんどありませんでした。

大きな都市型マラソンに比べると、ここはかなり快適です。

①スタート直後は一気に下る

スタートしてすぐ、傾斜が急な下り坂が続きます。

最初の1kmは4分15秒。数字だけ見ると速すぎるように見えますが、これは想定内でした。

むしろ、坂の勢いに任せずにちゃんと抑えて入れたくらいです。

下りで無理にブレーキをかける必要はありませんが、周りに引っ張られて飛ばすのも危ないところですね。

黄金色の田んぼと雲がかかった山の間を走るランナー(1km付近)
1km付近。黄金色の田んぼと、雲がかかった山

1km付近で、景色が一気に開けます。

黄金色の田んぼの向こうに、低い雲がかかった山。天気は残念でしたが、山にかかる雲はとても美しかったです。

ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

スタート直後って、周りのみんなが速いから、つられて飛ばしちゃいそう。自分だけ遅いと焦っちゃわない?

まちすけ
まちすけ

逆かな。ゆっくりスタートする人が多くて、どんどん抜かして行きたくなっちゃうことが多いよ。でもそれをやると無駄に体力を消耗してしまうから絶対NG。特に初心者はゆっくりすぎるくらいのスタートでちょうどいいはずだよ。

②5kmまではゆるやかな上り

木々に囲まれた道を走るランナーの集団(2.6km付近)
2.6km付近。木々に囲まれた道

坂を下りきったあとは、5kmくらいまでゆるやかな上りが続きます。

正直、ここは「4分30秒くらいで走れたらいいな」という欲がありました。

でも上りなので欲張らず、ペースが落ちるのを受け入れて走りました。

5km目は4分44秒で、前半では1番遅いラップです。

後から振り返ると、ここを抑えられたのは正解だったと思っています。

まっすぐ続くゆるやかな上りの道(4.9km付近)
4.9km付近。まっすぐ続くゆるやかな上り
フルマラソン5km地点の距離表示
フルマラソン5km地点の表示

③最初の給水は5km過ぎ

5km地点を少し過ぎたところに、最初の給水所があります。水とスポーツドリンクがありました。

ここで1つ、気になったことがあります。

給水所とゴミ箱の距離がかなり近かったので、「すぐに飲み切らないと!」と急いで飲んだんです。

事前に見た田沢湖マラソンの口コミでも「ゴミ箱がなかった」との情報があったので、急いだのですが、少し先にちゃんとゴミ箱が置いてありました。

前年から改善されたのかな? 焦る必要はまったくなかったんですね💦

5km過ぎの給水所の先に置かれたゴミ袋
給水所の先にもゴミ袋が置かれていた

田沢湖マラソンの給水所は、この先もだいたい同じ形です。

紙コップを受け取ったら、慌てずに飲みながら走って大丈夫です。

ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

走りながらコップで飲むのって、むせたりしないの?

まちすけ
まちすけ

慣れるまで難しいよね(笑)飲み方にはコツがあるんだけど、初心者は立ち止まって飲んでも問題ないよ。大きなタイムロスになるわけでもないしね!

④給水後のきつい上り

林の中を上っていく細い道(5.6km付近)
5.6km付近。給水後に始まる林の中の上り

給水所を過ぎると、林の中の細い道を上っていきます。

ここは前半の中でもきつめの上りです。

高低図で見ると、7km付近の山に向かって一気に標高を上げていくところですね。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-marathon.com/track/

道幅が狭く、周りは木に囲まれています。

ペースは落ちてもいいので、ピッチを刻んで淡々と上るのがおすすめです。

ここで頑張ってしまうと、あとで確実に響いてきます。

⑤7.6kmから片側通行に

ガソリンスタンドのある交差点を通過するランナー(7km付近)
7km付近。ガソリンスタンドのある交差点

7km付近で広い道路に出ます。

そしてこのあたりから、初めて片側通行の区間になります。

ランナーは道路の左側だけを走り、右側の車線は普通に車が走っています。

ランナーのすぐ横を車が走る片側通行の区間(7.6km付近)
7.6km付近。ランナーのすぐ横を車が走る

この先、対向車に圧迫感を感じる場面が何度もありました。

さらに、運営の車と思われる車が後ろから来て、ランナーの前のスペースに入ってくることも何度か。

正直、少し不安や危なさを感じる場面もありました。

田沢湖マラソンは、コースを完全には通行止めにしていない大会です。交通規制の注意点は、後半でまとめて書きます。

区間2|7〜12kmは山居橋への下り

雲がかかった山と田んぼを見ながら下る道(8.7km付近)
8.7km付近。雲がかかった山を見ながら下っていく

7km付近の山を越えると、11km付近の山居橋手前まで長い下りが続きます。

ここは、気持ちよく走れる区間です。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-marathon.com/track/

田んぼの向こうの山に低い雲がかかっていて、雨の日だったのに、景色はとてもきれいでした。

晴れていたら最高だったはずです。

①気持ちいい下りの落とし穴

ただ、この下りこそが田沢湖マラソンの1つめの罠だと思っています。

キロ4分30秒を意識していたのに、ラップを見ると7km目が4分25秒、9km目が4分21秒。

下りで少しずつペースが上がっていました。

体感ではまったく無理をしていないんです。むしろ楽に感じます。

でも、下りで知らないうちに使った脚が、後半にじわじわ効いてきます。

心拍数は160前後まで落ち着いているので、「余裕がある」と勘違いしやすいのもポイントですね。

ここで調子にのってペースを上げてしまうと、後半での撃沈につながります。もちろん、わざとペースを落とす必要はありませんが、気持ちいいからといってペースを上げ過ぎないように気をつけましょう。

橋を渡るランナー(10km付近)
10km付近。橋を渡る

②10kmの給水

10km付近に3回目の給水所があります。

コース図では10km地点が2回目の給水のように見えますが、実際は7.5km地点の「スポンジ」と書かれている地点でも水を飲むことができます。

田沢湖マラソン公式のコース図。給水とスポンジの位置

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-marathon.com/track/

「給水」地点では、水とスポーツドリンク、さらにスペシャルドリンクの補給。

「スポンジ」地点では水の補給ができます。

雨の中の10km給水所のテント
雨の中の10km給水所

雨の中、テントの下で給水を用意してくれていました。

5kmごとの給水所には、パンやバナナなどの軽食も置かれています。

私は何も食べませんでしたが、エネルギー切れが心配な人にはありがたいですね。

補給ジェルは、この日はアミノサウルスを10km・20km・30kmの3回摂りました。

これについては後半で書きます。

田園の中を走る道(11.4km付近)
11.4km付近。田園の中の道

このあたりで、この黄色いTシャツを着たお兄さんが、ずっと私と同じくらいのペースで走っていました。

いつも単独走の私は、この機会に「人についていく」という練習をしようと思い、この方についていくことにしました。

11km付近の最低地点を過ぎると、田園の中を走って田沢湖駅のある市街地へ向かいます。

区間3|田沢湖駅前と住宅地は応援が力に

市街地へ入っていく道(12.3km付近)
12.3km付近。市街地へ入っていく

12km過ぎから、田沢湖駅周辺の市街地に入ります。

ここからしばらくは沿道の応援が増えて、とても気持ちよく走れるところです。

①田沢湖駅前はオーバーペース注意

田沢湖駅前を走るランナー(12.9km付近)
12.9km付近。田沢湖駅前

駅前は、走っている感覚では比較的平坦でした。ただ、高低図を見ると若干上っていたようです。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-ma

応援が増えると、どうしても気分が上がりますよね。私もここは楽しく走れました。

でも、応援で気分が上がる場所ほど、上げすぎないことが大事です。ここで上げたツケは、後半にしっかり回ってきます。

傘をさして応援してくれる沿道の人たち(13km付近)
13km付近。田沢湖駅前。傘をさして応援してくれる方々

雨の中、傘をさして応援してくれる方がたくさんいました。

田舎の大会なので、都会の大きな大会に比べると応援の人数は少なめです。

でも、お年寄りの方を中心に、温かい声をかけてもらえて本当に力になりました。

②田沢湖線を越える橋

田沢湖線を越える橋の上り(13.5km付近)
13.5km付近。田沢湖線を越える橋の上り

13.5km付近で、JR田沢湖線の線路を越える橋を渡ります。

写真だと分かりにくいのですが、この橋は傾斜がきつめです。短い区間ですが、しっかり上らされます。

ここもしっかりピッチを落とさずテンポよく走りたいところです。

③住宅地はカーブとアップダウンの連続

松並木の横を走る道(14.3km付近)
14.3km付近。松並木の横

橋を越えた先は、住宅地の中を走ります。

この区間はカーブが多く、ゆるやかな上りと下りが何度も繰り返されます。

1つ1つは小さいので、走っている最中はあまり気になりません。

でも、これが意外と消耗するんです。

カーブが続く住宅地の道(14.9km付近)
14.9km付近。カーブが続く住宅地

ラップは4分33〜37秒で安定していますが、13kmから心拍が166〜167に上がっています。

そして16km目で174まで跳ね上がりました。

ペースは同じなのに、心拍だけが上がっています。

高低図で見ると、ちょうど16km付近から中間点に向かって、なだらかな上りが始まるところなんです。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-ma

「なだらか」というのが結構クセモノでした。

なだらかであるがゆえに、ちょっと無理をすればペースを維持できてしまうんですよね💦

だからこそ、無意識のうちにペースをキープしようとしてしまい、心拍数が上がっているのだと思います。

雲がかかった山のふもとの住宅地(16km付近)
16km付近。雲がかかった山のふもとの住宅地
右折の案内が立つ交差点(16.4km付近)
16.4km付近。右折の案内とスタッフの方

交差点には運営の方が立っていて、コースの案内や交通整理をしてくれていました。

杉並木の道(16.6km付近)
16.6km付近。杉並木の道

16.6km付近は、杉並木の中を走ります。

ゆるやかな上りが続く道(17.7km付近)
17.7km付近。ゆるやかな上りが続く

④15km・20kmの給水

15km付近と20km付近にも給水所があります。

運営の方が手渡ししてくれる場所もありました。

慣れているようで、走りながらでも受け取りやすいように渡してくれるんです。これはありがたかったですね。

案内標識のある交差点(20.1km付近)
20.1km付近。案内標識のある交差点
ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

沿道で応援されたら、うれしくてつい頑張っちゃいそう。

まちすけ
まちすけ

きつい時の応援は本当に力になるよ。ただ、ペースを上げないように気をつけた方がいいね。
俺は感謝の気持ちを込めて手を振り返したり、返事をしたりするかな!

区間4|中間点後の上りはコース2番目の難所

中間点付近の黄金色の田んぼ
中間点付近の黄金色の田んぼ

中間点付近は、また黄金色の田んぼの中を走ります。

そしてここから、スタート直後に一気に下った道を、今度は上っていきます。

交通整理が行われている交差点と赤いバス(21.4km付近)
21.4km付近。交通整理が行われている交差点

①覚悟して走った1km弱の上り

並木の間を上っていく中間点後の坂
並木の間を上っていく中間点後の坂

スタート直後に急な坂を下ったということは、今度はその道を上っていくということですね。

ここはある程度心の準備をしていました。

単発のきつさとしては、35km過ぎの激坂の次。私の中では、コース2番目の難所です。

距離は1km弱くらいだったと思います。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-ma

意識したのは、ペースを落としてもいいので疲労を溜めないこと。

ピッチを上げて、リズムよく小刻みに上っていきました。22km目のラップは4分51秒。

ここで大きく落とさなかったのは、ピッチを意識できたからかなと思っています。

スタート地点へ向かう上りの終盤(21.8km付近)
21.8km付近。スタート地点へ向かう上りの終盤

上り坂でのピッチの考え方は、ピッチ走法とストライド走法の記事にも書いています。

②スタート地点に戻ったときの脚

フルマラソンのスタート地点に戻ってきたところ(22km付近)
22km付近。フルマラソンのスタート地点に戻ってきた

上り切ると、フルマラソンのスタートの横断幕が見えてきます。ここが22km地点。

1つめの関門(3時間)もこのあたりです。

後半のために余裕を持って走ったつもりでしたが、この坂を上り切ってスタート地点に戻ったときには、思った以上に脚に疲労が溜まっていました。

ただ、あと20kmちょっと走るのに不安を感じるほどではありません。

「この先は田沢湖の周回コース。ようやく平坦な道になる」そんな安堵の気持ちの方が大きかったです。

…この安堵が甘かったことは、すぐに分かることになります😅

ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

坂がきつかったら、歩いちゃダメなの?

まちすけ
まちすけ

初心者は激坂で歩くという選択はありだね。無理して消耗するなら、「ここは休憩」と割り切って歩いた方がトータルで良いタイムが出ることもあるよ。

区間5|湖畔の周回は平坦ではない

湖畔の松林の横を走る道(22.1km付近)
22.1km付近。湖畔の松林の横を走る

22km過ぎから、いよいよ田沢湖の湖畔を走ります。

ここから35km付近までは、湖を左手に見ながらの周回コースです。

①田沢湖が見えた

田んぼの向こうに見えてきた田沢湖(24.8km付近)
24.8km付近。田んぼの向こうに田沢湖が見えてきた

25km手前で、田んぼの向こうに田沢湖が見えてきます。

雨の日の田沢湖(25.5km付近)
25.5km付近。雨の日の田沢湖

※写真が白くかすんでいるのは、結露でカメラのレンズが曇ってしまったためです。実際には霧は出ていませんでした。

残念ながらこの時間はまだ天気が悪く、美しい「田沢湖ブルー」を見ることができませんでした。

最高の景色とは言えませんでしたが、それでも左手に広がる田沢湖はきれいでした。

晴れていたら、本当に気持ちよく走れたんだろうなと思います。

湖岸に沿って続く道(26.4km付近)
26.4km付近。湖岸に沿って続く道

湖畔の周回コースは、田沢湖が見える場所と木々の間を走る場所の繰り返しで、あまり景色が変わりません。

たまにマラソンののぼり旗が立っている場所もありますが、基本的に応援の方も運営の方もおらず、ランナーが淡々と走っています。

田沢湖マラソンののぼり旗が並ぶ湖畔(26.7km付近)
26.7km付近。田沢湖マラソンののぼり旗

②平らに見えて、平らな道がない

高低図で見ると、22km以降は平坦そうに見えますよね。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-ma

でも、よく見ると小さなギザギザがたくさんあるんです。

ずっと上り続けたり、ずっと下り続けたりすることはありませんでした。

しかし、平坦な道を走っている場面がとにかく少ない。

常に少し上っているか、少し下っているか。これが、前半で削られた脚にじわじわ効いてきます。

湖と森の間の小さなアップダウン(27.5km付近)
27.5km付近。湖と森の間の小さなアップダウン

③何もないけれど、対向車から声援

先ほども書きましたが、湖畔の周回コースは、基本的に何もありません。人もほとんどいません。

湖畔の周回コース。ランナーの姿もまばら(27.6km付近)
27.6km付近。人も少なく、淡々と走る区間

でも、対向車は来ます💦

その対向車に乗っている方が、たまに窓から声援を送ってくれるんです。これが本当にうれしかったですね。

湖沿いに続く静かな道(32.5km付近)
32.5km付近。湖沿いに続く道

同じような景色が続くので、この区間はあまり動画を撮っていません。

④25〜30kmで脚が重くなる

25km〜30kmあたりで、私の脚が重くなり、体が動かなくなってきました。

ラップも、25km目の4分38秒から、28km目は4分45秒、32km目は4分51秒と、少しずつ落ちています。

無理をすれば、キロ4分30秒をキープできたかもしれません。

でも今回は、つくばマラソンに向けた距離走の一環としての出場です。

ここで無理をすると疲労が残りすぎると思い、4分40〜50秒までのペース低下は受け入れました。

田沢湖マラソンを走る前に決めていた作戦は、サブ3挑戦記②に書いています。

湖畔の給水所(30.5km付近)
30.5km付近。湖畔の給水所

このあたりでは、ペースが落ちたはずの私が、どんどん他のランナーを抜いていきました。

他の選手も、この区間で明らかにペースダウンし始めていたんですね。

ふくらはぎを痛めて歩いているランナーや、歩いてスタート地点の方へ戻っていくランナーも、ちらほら見かけました。

それだけ、前半のアップダウンで脚が削られるコースなんだと思います。

⑤あと10kmで晴れてくる

湖畔の広場の横を走る道(32.1km付近)
32.1km付近。湖畔の広場の横

32km付近で、「10kmマラソンスタート」の場所を通過しました。

ここで「あと10kmだ」と分かって、少し元気が出ました。

田沢湖を象徴する「たつこ像」も、このあたりにありました。写真は撮れず…

2つめの関門(32km地点・4時間30分)もこのあたりです。

雲の切れ間から青空がのぞき始めた道(32.3km付近)
32.3km付近。雲の切れ間から青空がのぞいてきた

そしてこのあたりから、雲の切れ間に青空が見え始めます。

ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

景色がずっと同じだと、飽きて気持ちが切れちゃいそう。長い距離を走るとき、何を考えてるの?

まちすけ
まちすけ

正直飽きることもあるよね(笑)俺は自分のフォームを意識したり、次の1kmをどんな風に走ろうかと考えたりしているよ。

区間6|田沢湖ブルーと田子ノ木の激坂

①35kmで見えた田沢湖ブルー

青空が広がってきた湖畔の道(35km付近)
35km付近。青空が広がってきた

35km付近。この日1番きれいだと感じた景色です。

少し前から晴れていたのですが、コースの周りが木に囲まれていて、晴れ間も田沢湖もなかなか見えなかったんです。

それがここで一気に視界が開けて、真っ青な田沢湖が目の前に広がりました。

湖畔の大きな木と田沢湖(35.1km付近)
35.1km付近。湖畔の大きな木と田沢湖
晴れて青く輝く田沢湖(35.2km付近)
35.2km付近。晴れて青く輝く田沢湖

田沢湖の色が、とにかくきれいなんです。「田沢湖ブルー」と呼ばれるのも納得でした。

まだ日差しが少なめでしたが、もっと晴れているときなら、より綺麗だったんだろうなと思います。

小さな白い花が咲く畑と湖の間の道(35.5km付近)
35.5km付近。小さな白い花が咲く畑

右側には、小さな白い花がたくさん咲いた畑が広がっていました。

何の畑かは分かりませんでしたが、青い湖と白い花の組み合わせがとてもきれいでした。

35kmまで走ってきたご褒美のような景色です。でも、このすぐ先に、この大会の目玉が待っています。

②田子ノ木の上りは「36km」表示まで我慢

森の中へ入っていく田子ノ木の坂の入り口
森の中へ入っていく田子ノ木の坂の入り口

35km過ぎ、湖畔から離れて森の中に入ると、いよいよ田子ノ木の激坂です。

単発で1番きつかったのは、間違いなくこの坂でした。

田子ノ木の急な上り(35.9km付近)
35.9km付近。田子ノ木の急な上り

上りで意識したのは、ピッチを落とさないこと。ペースは落としてもOKです。

ここで無理してペースを維持すると、残り7kmで大失速しかねません。

歩くという選択肢は私にはありませんでしたが、脚が完全に売り切れてしまった人は、歩かざるを得ないかもしれません。

また、初心者の方はあえてここで歩くという戦略もありだと思います。

その方が42.195kmトータルのタイムがよくなる場合もあるでしょう。

37km手前にこの坂があるのは、かなり多くのランナーを苦しめるはずです。

先が見えない左カーブの上り
先が見えない左カーブの上り

上りの傾斜がきついのは、「36km」の表示のあたりまでです。

そこから左に曲がっていくのですが、カーブの先が見えないので、どこまで上りが続くのか分からない。

これが精神的にきついんです。

でも、「36km」の表示を過ぎたあたりからは、傾斜がゆるやかな上りに変わります。そこまでキツくありません。

とにかく、「36km」の表示まで我慢すれば何とかなる。これが田子ノ木の上りのポイントです。

傾斜がゆるくなった上り(36.2km付近)
36.2km付近。傾斜がゆるくなった上り

私は余力を残して走っていたので、ペースを落とすことで、そこまで苦労せずにクリアできました。

37km目のラップは5分31秒。前後の区間より40秒ほど遅くなっています。

③本当にきついのは下り

そして、ここからが田子ノ木の本番です。

上りと同じくらい、いや、もっと急に感じる傾斜の下りが、ずっと続きます。

田子ノ木の下りの途中で立ち止まるランナー
下りの途中で立ち止まってしまったランナー

実際、この下りの途中で、膝を押さえて立ち止まっているランナーがいました。

私より前を走っていた方なので、それなりに走力のあるランナーさんだったはずですが、そんな方でもやられてしまう下り坂。

ここでブレーキをかけすぎると、前ももや膝に大きな負担がかかります。

かといってスピードを出しすぎると、ここまでで疲れ切った筋肉が耐えきれません。

強制的にスピードが出てしまうからこそ、脚が売り切れているランナーにとっては下りが最難関なんです。

森の中を下っていく急な坂(36.8km付近)
36.8km付近。森の中を下っていく急な坂

38km目のラップは4分36秒。後半で1番速いラップですが、上げたくて上げたわけではありません。

坂に上げさせられた数字です。

心拍も、後半はずっと160前後だったのが、38km目は170まで上がっていました。

実はこの下りの途中で、カメラのバッテリーが切れてしまいました。

田子ノ木の下りの終盤(36.9km付近)
36.9km付近。この直後にカメラのバッテリーが切れました

なので、ここからゴール手前600mまでの写真はありません…

ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

下り坂って、1番楽なところじゃないの? 勝手に進むし、息も苦しくないし。

まちすけ
まちすけ

実は上りよりも下りの方が脚への負担は大きいんだよ。特に脚がボロボロのときに下り坂を走ると、強制的にスピードを上げられてしまうんだけど、それに脚が耐えられないんだよね。それがとにかくキツい…

④激坂のあとのラスト5kmが本番

激坂をクリアすると、「あと5km」の表示が見えてきます。

ここでテンションが上がって、ペースアップしたくなるところですよね。

でも、ここで改めて高低図を確認してみてください。

田沢湖マラソン公式のフルマラソン高低図。最低地点は山居橋手前の206m、最高地点は田子ノ木の298m

出典:田沢湖マラソン公式HP https://tazawako-ma

なんと、湖畔の周回コースは、激坂の前より激坂の後の方がアップダウンが激しいんです。

激坂だけを警戒していてはダメです。

下りをクリアして調子に乗っていると、まだ続くアップダウンに脚と心を折られます💦

実際、私もラスト5kmはきつかったです。最後の最後までランナーを潰しにかかる。

それが田沢湖マラソンのコースです。

ラスト5kmで大きなタイムロスをしてしまうランナーは多いはずです。

ここで粘れるように、激坂の前までに脚を残しておく必要があります。

⑤最後の直線は湖を見ながら

湖畔のラスト600m
ゴール手前、湖畔のラスト600m

ゴール手前600mくらいから、iPhoneで撮影しました。

最後の直線は平坦な道です。すっかり晴れて、左手の田沢湖がとてもきれいに見えました。

コーンが並ぶ湖沿いの直線と青い田沢湖
ゴール目前の湖沿いの直線

応援の人がどんどん増えて、会場が賑わってくるのが分かります。テンションが上がるところですね!

「みずうみ」の看板の前を通過するゴール手前の道
「みずうみ」の看板の前を通過
フィニッシュゲートが見えてきた最後の直線
フィニッシュゲートが見えてきた
田沢湖マラソンのフィニッシュゲート
田沢湖マラソンのフィニッシュゲート

3時間18分40秒でフィニッシュ。総合97位、40代男子の部で20位でした。

ゴールしてみると、走っているときは感じなかった日差しの強さに驚きました。

ゴール後の過ごし方は、大会レビュー編に書いています。

給水は実質2.5kmごと

田沢湖マラソンの給水とエイドをあらためてまとめます。

大会公式サイトの要項を見ると、給水は5km地点から5kmごとに40km地点までの8回です。

35km過ぎの給水所
35km過ぎの給水所

9月の大会で5kmごとか〜…ちょっとしんどいな…

と思っていたのですが、「スポンジ」と書かれている地点でも水が飲めました。

スポンジは7.5km地点から5kmごとに37.5km地点までの7か所なので、実質2.5kmごとに水分補給ができます。

27.5km付近のテント(スポンジ地点のあたり)
27.5km付近。スポンジ地点のあたり
種類地点あったもの
給水5km〜40km(5kmごと・8回)水・スポーツドリンク。パンやバナナなどの軽食
スポンジ7.5km〜37.5km(5kmごと・7回)水・水を含んだスポンジ
スペシャルドリンク5km〜40km(5kmごと・8回)当日朝7時までに大会本部の回収場所へ

スペシャルドリンクは、一般ランナーでも置けるのがうれしいところです。

ただし、当日朝7時までに持っていく必要があります。

公共交通機関で会場入りすると、かなりギリギリになります。この話は大会レビュー編で詳しく書いています。

補給ジェルは3回だと多かった

私は今回、アミノサウルスを10km・20km・30kmの3回摂りました。

内臓を鍛える意味も込めて、本番より1回多くしています。

ところが、2回目の20kmで胃に膨満感が出て、少し気持ち悪くなりました。

3回目も摂りましたが、やっぱり自分には3回は合わないかもしれない、と感じました。

本番のつくばマラソンでは、予定通り20kmと30kmの2回にするつもりです。

給水所に軽食もあるので、ジェルの回数は自分の胃と相談して決めるのがよさそうですね。

ジェルの選び方は、補給ジェルの記事にまとめています。

片側通行と車に注意

田沢湖マラソンを走るうえで、1番気をつけてほしいのがこれです。

多くのマラソン大会では、大会の日はコースを車両通行止めにしますよね。

でも田沢湖マラソンは、コースを完全には通行止めにしていません。

多くの道で、ランナーは左側通行。車は左側だけが通行止めで、右側は普通に走っています。

ランナーのすぐ横を車が通る道(20km付近)
20km付近。ランナーのすぐ横を車が通る

交差点では運営の方が交通整理をして、ランナーがいないタイミングを見計らって車を通していました。

ほとんどの場所で問題はありませんでした。ただ、気になった場面が2つあります。

①運営の車が前に入ってくる

7.6kmで片側通行が始まってから、対向車に圧迫感を感じる場面が多くありました。

さらに、運営の車と思われる車が後ろから来て、ランナーの前のスペースに入ってくることが何度かありました。

すぐ横を車が通るので、不安や危なさを感じる場面もありました。

田子ノ木の坂を走ってくる対向車(35.8km付近)
田子ノ木の坂でも、対向車線を車が走ってくる

②27km付近で車線をふさぐバス

1か所だけ、明らかに危ないと感じたところがあります。

たしか27km付近だったと思うのですが、バスが左車線に停車していたんです。

おそらく荷物を運ぶか、関門に引っかかったランナーを回収するためのバスだと思います。

そのバスが左車線をふさぐので、ランナーは右車線にはみ出して走ることになります。

そのタイミングで、対向車が来るんですよ…

これは場合によっては大事故につながりかねないので、改善してほしいところです。

残念ながら、この場面は撮影し逃してしまいました。来年以降に走る方は、ぜひ注意してください。

コースの左側に停まっていた車(24.8km付近)
24.8km付近。コースの左側に車が停まっている場所も
ケンジ(40歳)
ケンジ(40歳)

車のすぐ横を走るって、怖くない? 後ろから車が来ても気づけなさそう。

まちすけ
まちすけ

怖いよね。対向車は左車線を普通に走っていれば問題ないんだけど、運営の車には十分注意が必要だったよ。前のランナーを抜くときに特に気をつけた方がよさそうだった。

コースの距離は少し長い?

最後に、走っていて気になったことをもう1つ。

前半の市街地を走っているときはあまり感じなかったのですが、田沢湖に戻ってきてから、Apple Watchの距離と距離表示がずれ始めました。

22km地点では「22.1km」だった時計が、25km地点では「25.4km」になっていたんです💦

コース脇の35km表示
コース脇の35km表示

最終的に、Apple Watchの走行距離は42.64km。約400m長めに計測されていました。

Apple Watchの特性上、周回コースだと短めに出ることが多いんです。

私の普段の練習コースでは、800mのコースが770mくらいで計測されます。

なので、長く出るのは珍しいなと思っていました。

ところが、X(旧Twitter)に投稿されている他のランナーさんの結果を見ると、みんな42.4〜42.6kmくらいになっているんですよ。

一応お断りしておきますが、田沢湖マラソンは日本陸連の公認コースです。

湖畔の木々やカーブでGPSがずれやすい可能性もあるので、「長い」と言い切ることはできません。

ただ、もし実際に42.4〜42.6kmあったとすると、キロ5分のペースなら最大で2分くらいタイムが変わる計算です。

タイムを見て「思ったより遅かった」と感じても、あまり気にしなくていいのかなと思います。

アップダウンのあるタフなコースで、しかも距離が長い疑惑。

ここで自己ベストを出せたら、他のコースではとんでもない記録が出そうですね😅

田沢湖マラソン攻略のコツ

ここまでの内容を、攻略のコツとしてまとめます。

①前半20kmは抑えて走る

1番大事なのはこれです。

スタート直後の下り、5〜7kmの上り、山居橋への長い下り、住宅地の細かいアップダウン。

雲がかかった山を見ながら下る前半の道(8.7km付近)
前半の下り(8.7km付近)。気持ちよく走れるからこそ要注意

前半は、上りも下りも「なだらか」だからこそ、ペースを維持できてしまいます。

私はキロ4分30秒を意識して、それなりに抑えたつもりでした。

それでも22kmの時点で、予定以上に脚に疲労が溜まっていました。

目標ペースより少し遅いくらいで入って、特に下りで稼ごうとしないこと。

前半でいかに消耗しないかが、田沢湖マラソン攻略の1番のポイントです。

心拍数でペース管理するのも有効な方法でしょう。

②2つの上りはペースを捨ててピッチを守る

中間点後の上りと、田子ノ木の上り。この2つは、ペースが落ちるのを受け入れて抑えて走った方が無難です。

中間点後の上りを走るランナー(21.7km付近)
中間点後の上り(21.7km付近)

どちらも1km前後の坂なので、1分ずつ余計に時間がかかったとしても、トータルで2分のタイムロスで済みます。

この2か所で無理をすると、最後の5kmで全く脚が動かなくなり、2分どころではない大幅ロスをしてしまう可能性もあります。

意識するのはペースではなくピッチ。歩幅を小さくして、リズムを崩さずに上ることで、脚への負担を抑えられます。

田子ノ木は「36km」の表示まで我慢すれば、あとはゆるやかになります。

この目印を知っているだけでも、気持ちがだいぶ楽になるはずです。

③下りで脚を守る

このコースは、下りで脚を削られます。

森の中を下っていく田子ノ木の坂(36.7km付近)
田子ノ木の下り(36.7km付近)

コース前半のゆるやかな下りは、上げすぎて後半の疲労につながる。

田子ノ木の下り(35km過ぎ)は、疲れた脚に強制的にスピードを出させてくる。

どちらも、ピッチを細かくして、ドスンと着地しないことが大切です。

④ラスト5kmに脚を残す

激坂を越えても、終わりではありません。ラスト5kmは、アップダウンがむしろ激しくなります。

激坂の前までに、ラスト5kmを走り切る脚を残しておく。

これを最初から逆算してペースを組み立てるのがおすすめです。

稼げる区間はありません。いかに前半を温存して、後半まで脚を残しておけるか。それが勝負ですね。

⑤練習レースとしては最高のコース

ここまで「キツい」と書いてきましたが、練習レースとしてはとても良いコースだと感じました。

アップダウンが多い難コースなので、脚づくりにはぴったりです。

湖と森の間を走る周回コース(26.8km付近)
湖畔の周回コース(26.8km付近)

平坦なコースで記録を狙う本命レースの前に、あえてここを走るのはアリだと思います。

ただ、ハードコースなので初フルマラソンにはあまりお勧めできません💦

本命レースから逆算して、調整レースを置く時期の考え方は、フルマラソンで記録が出る時期の選び方にまとめています。

まとめ|田沢湖は前半を制する

  • 攻略の肝は、激坂ではなく前半20kmのなだらかなアップダウン
  • 中間点後の上りはコース2番目の難所。ピッチを守って疲労を溜めない
  • 湖畔の周回コースは平坦に見えて、常に少し上るか下っている
  • 田子ノ木の上りは「36km」の表示まで我慢。本当にきついのは下り
  • 激坂のあとのラスト5kmもアップダウンが続く。脚を残しておく
  • 給水は実質2.5kmごと。片側通行なので車には注意

雨でスタートして、湖畔を走り、最後は晴れた田沢湖ブルーを見ながらゴール。

ゴール手前から見た晴れた田沢湖
ゴール手前から見た田沢湖

今回はたまたま、天気が大きく変わる1日でした。

タフなコースですが、そのぶん走り切ったときの達成感は大きいです。

この記事が、来年以降に田沢湖を走る方の参考になればうれしいです。

盛岡からの行き方、田沢湖駅でSuicaが使えない話、会場のトイレ事情、ゴール後の豚汁やきりたんぽそばは、大会レビュー編に書いています。

出場を考えている方は、ぜひこちらも読んでみてください。

日々の練習はX(@machisuke_run)で、練習の詳しい中身やランニングについて考えていることはアメブロで発信しています。

こちらもよければのぞいてみてください。

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